賃貸住宅の構造を学ぼう

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「リビンマッチ・土地活用」今回は「賃貸住宅の構造を学ぼう」です。

土地活用の中でも賃貸住宅の管理、経営については専用のメニューを設けています。賃貸住宅の経営を行うと決めた場合にはそちらのメニューをご覧いただくとスムーズな問い合わせが可能となるでしょう。

賃貸住宅を建築する場合にはその構造による違いを理解しておくことも大切です。賃貸住宅の建物の工法・構造をみると、在来木造をはじめフレハブ工法、ツーバイフォー工法、鉄 骨造、コンクリート造など様々な構造があります。加えて、フレハブ工法には、ユニット工法も含まれます。またプレハブ工法は、その骨格材などによって木質系、鉄骨系、コンクリート系に区分されるのでこれらの違いについても理解する必要があります。

在来木造工法

日本の伝統的な軸組工法であり、いまさら説明するまでもないかと思います。ただ最近はこの工法についても多少の様変わりがみられます。たとえば乾式工法が増加している傾向があります。かつてこの工法で建築を行う場合、壁は湿式工法といって土と水をこねて塗っていたのですが、近年は土壌のかわりに外観はモルタルやタイル、合板、スレート、金属板など、内壁は化粧合板や繊維合板などを利用し、その中に断熱材を入れるのが大半となっています。外壁がモルタルを使用することが多いわけですが、これも内側はほとんど乾式工法を採用しています。木材の場合、梁間を広くとりにくいが、地震対策も含め接合部分に建築金物を使用し、強度を高める工夫も行われているのです。それゆえに、建物の本体工事費(建物本体と内部のキッチン、浴室、トイレなどや配管、配線工事を含めたもの。外部の付帯工事は除く)は非常に幅が広い傾向があります。

ツーバイフォー工法

アメリカやカナダの住宅建築に用いられている工法で、日本には30年以上前に登場した工法です。 構造材は木材だから木造住宅の一種ともいえまずが、耐火性がすぐれているために住宅金融公庫など公的ローンでは「簡易耐火構造」の扱いを受けています。 それゆえにツーバイフォー工法は公庫の低利資金を活用した賃貸住宅の建設資金として使える利点があります。 ツーバイフォーといわれる名前の由来は、主に使用する木材が、在来木造のように正四角形の断面ではなく、 2×4の規格になっているためです。北米ではプラットホーム・フレーミング工法、日本では枠組壁工法というのが正式名称となります。 ツーバイフォー工法の建て方を簡単に説明すると、基礎工事のあと一階部分の床をつくり、次に四方の壁面を立ち上げ、 二階建ては、またその上に二階の床を張り、同じように壁を立て、屋根をのせる。床や壁面づくりで は、在来木造のようなホゾや穴で組み合わせるのではなく、大量のクギを使うのも特徴となっています。 この工法は耐震性があり、石こうボードを使うので耐水性もよく、広い部屋がとりやすい。建築基 準法の改正で三階建ての賃貸住宅も認められるようになり、注目されています。 この工法ではローコストの商品も用意され、収支の改善に役立っています。

プレハブ工法

プレハブ工法は、あらかじめ工場生産された部材を現地で組み立てる工法です。工期が比較的短く、工事費も低価格ということもあって、鉄骨系を中心に数多く建てられている工法のひとつです。もちろん、高級化路線のものはツーバイフォーなどと同程度の価格のものもあります。 鉄骨系プレハブは構造材が鉄骨でつくられているもの。外観はアルミや耐火・耐水性のある特殊加工したパネルを使うことが多い傾向があります。外壁にコンクリートパネルを使用しているものはコンクリート造の ようにみえるが、このコンクリートは構造材ではないので鉄骨系に入ります。 コンクリート系プレハブは、鉄筋の入ったコンクリートパネルを組み立てています。三階建て以上の マンションタイプを手がけているメーカーとかセラミックを使用している賃貸住宅もあります。木質系プレハブについては、専門的にはパネル工法などもあり、材料や建て方にも違いがあります。同じプレハブ工法で建設した住宅であっても、完成した外観は木造のものから、モルタルコンクリート系のようにみえるものなど、さまざまです。

ユニット工法

ユニット工法とは、工場でのプレハブ化率が高いもので、現地で何種類もの箱型ユニットを組み上げていく方式をいいます。ユニットは内装の段階まで工場生産されるので工期が短いという特徴があります。賃貸住宅向けのユニット は、ほとんどが鉄骨だから鉄骨系に含めてもよいかもしれません。 鉄骨造 鋼材で構造体がつくられるので(重量鉄骨はとくに)構造力が強いという特徴があります。構造体の強度が強いということは、スパンを長くとれるということであり、広い部屋がとれる利点もあります。また鉄骨造は三階建て以上も可能です。外壁に軽量気泡コンクリート版などを使用しているものは外観が鉄筋コンクリート造と同じようにみえるものもあります。 本体工事費は、重量鉄骨で建てるか軽量鉄骨にするか、また外壁材などにもよるので一概にいえません。

コンクリート造

コンクリート造は多くの人が知っている工法となり、説明する必要はないのかもしれません。二階建てから中高層まであらゆるタイプの賃貸住宅に使われて います。低層のものはRCといわれる鉄筋コンクリート造。中高層ではSRCという鉄骨鉄筋コンク リート造が多くなっています。 特徴としては耐火・耐震性があること。コンクリート造なので円形や方形が自由にできるとか、柱 のない広い部屋がとりやすい点などがあげられるかと思います。ざまざまな利点がある一方で、工期が長く、建物の建設費のほか地盤によっては基礎工事などの費用が割高になることもあります。 コンクリート造のなかには、プレキャスト工法といって、コンクリート版を工場生産し、現場で組 み立てるプレハブ的なものもあります。プレキャスト工法を 採用することで、工期や建物の乾燥時間の短縮する効果があります。

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