最近の不動産テック事情をわかりやすく解説!気になる12分野とは

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「リビンマッチ・土地活用」今回は「最近の不動産テック事情をわかりやすく解説!」

不動産テックとはなにかご存知ですか?テックというのだから今流行りの不動産関連テクノロジーのことと思われている方も多いかもしれません。
今回は、そんな不動産テックとはどんなものか、どんな不動産テックがあるのかまでご紹介をします。

不動産テックとは?

不動産テックとは、「不動産業界が、テクノロジーを活用すること」をいいます。つまり、不動産「Real Estate」+テクノロジー「Technology」から作られ、「ReTech」ともいわれています。
昨今の不動産業界において、不動産テックの参入が激化しています。その原因としては、不動産業界が他の業界よりもテックの導入が遅れがちだったこと、人材不足や法律の改正などに合わせての不動産取引の速度が速くなっていることなどがあります。

不動産テックの種類

現在不動産テックは、各方面に広がりを見せており、さまざまな種類があります。不動産テックは、日々進歩しており、12領域で約170のサービスが提供されています。
今回は、それぞれの12領域のサービスについて簡単にご紹介していきます。

VR・AR

不動産業界では、個人向けの住宅だけではなく法人向けのオフィスの賃貸でも、VR・ARの活用は目覚ましくなっています。
VRの仮想現実の技術によって、わざわざ物件のある場所まで行かなくても、まるで本物を見るように物件の内覧ができるようになっています。
さらに、ARの拡張現実の技術によって、室内に好きなように家具を置いて、シミュレーションが可能です。つまり、とても便利なことに家具の購入なども、店舗に行かず、物件の内覧に行かなくてもすることができます。また、室内の壁紙を変えたり、床をフローリングにしたりとちょっとした内装工事も簡単に室内に反映ができるようになっています。

不動産情報

今までは、不動産の登記情報を複数取る場合は、それぞれ取りに行く必要がありました。しかし、不動産の登記情報をデータベースのシステムとして、提供しているサービスがあります。このサービスにより不動産業界では、ぐっと効率がアップしています。

仲介業務支援

不動産業界では、営業において他の業界の営業とは異なり、CRM(顧客管理)とSFA(営業管理)のツールだけでは不十分です。これらのツールをうまく連携するのは、なかなか難しく、なかなか効率化を図ることが難しくなっていました。
お客様の情報と物件の情報を一緒に管理することは難しく、いまだにエクセルを使って管理をしている場合もあるのです。
仲介業務支援ツールの出現により、効率化が図れるようになっています。

管理業務支援

昨今では進歩の目覚ましい管理業務支援の分野。この分野では、不動産情報や顧客情報の管理や運営を支援するためのツールを提供しています。
法人対法人、法人対個人の管理業務なのか、サービス自体がクラウドなのかなど、対象相手に合わせたさまざまな種類のサービスがあるのです。

IOT

IOTの技術により、WEBカメラやセンサーなどを連動させて、不動産の現在の状況を確認することができる管理システムや電子錠を使った入退室管理システムなどが提供されています。
今流行りのGoogleやAmazonなどのホームアシスタント、家電を管理するコネクテッドホームもこの分野の技術です。
IOTの技術の革新により、さまざまな面で便利になっていますが、その分コストも発生するため、安易に導入ができない難しさがあります。

ローン・保証

住宅を購入するときのローンはたくさん種類があるため、比較検討するのは難しいものです。いままでは、住宅の販売のときに不動産会社は提携先のローンを紹介していました。しかし、現在では、住宅ローンの比較サイトやローン・保証の情報について提供するサービスがあります。
借り手の情報に合わせて、乗り換えや査定などさまざまなシミュレーションを行い、アドバイスをしてくれるのです。

クラウドファンディング

クラウドファンディングの仕組みを取り入れた不動産の投資サービスです。
不動産の投資は資金がそれなりにいるため、敷居が高くなっています。そのため、少額でも投資ができるクラウドファンディングの仕組みを取り入れて、一般の投資家でもインターネットを通して簡単に投資ができようになっているのです。
今までとは、異なる投資のチャンスの創出と資金調達先の創出をしています。
ただし、クラウドファンディングは不動産業界では難しい仕組みのため、他の選択肢よりもリスクが高くなっています。

価格の可視化・査定

独自でデータの収集を行い、統計やAIなどのさまざまな技術を使って、不動産価格や価値を査定するサービスを提供しています。サービスにより、物件の参考価格や複数の査定を一括で出し比較できるなどさまざまなものがあります。
まだまだ実際の情報が不透明な点があるため、難しい分野です。土地の価格が実際にいくらで売買契約がされたかは、実際の契約者同士でなければわからない情報となっています。

シェアリング

昨今流行っているシェアリングも不動産業界をも席巻しています。
有名どころでは、Airbnbもこの分野です。今自分が使っていないスペースを借りたいという人に貸し出しだすことをマッチングしてくれるサービス。
Airbndは、個人宅の空いている部屋を旅行者などに貸し出すサービスです。企業では、オフィスの空いている会議室を借りたい企業に貸し出したり、オフィスの空いているスペースを貸し出したりするサービスもあります。
最近では、使っていない家具を貸し出すというサービスまであるのです。
これらのサービスは、今まで遊んでいた財産から新しく財源を生み出してくれるのです。

リフォーム・リノベーション

せっかく自分で住宅を購入するなら新築がいいという人もいれば、自分の希望とあえば別に新築にこだわらないという人もいます。そのため、そんな人々が中古住宅を買い、リフォームやリノベーションを行って、自分好みの住宅にしてしまうケースが増えています。
リフォームやリノベーションに関する情報を提供したり、マッチングを行ったりするサービスがこの分野になります。

マッチング

不動産に関するさまざまな人をマッチングさせたり、ポータルさせたりするサービスを提供しているのがこの分野。
不動産は、個人対個人(BtoC)だけではなく、法人対法人(BtoB)の取引があります。さらに扱っている不動産によっては、リノベーションされたもの、相続不動産を中心に取り扱うものもあるのです。
また、不動産に関わる人、不動産のプロ、士業の人をマッチングさせるサービスなどもあります。

物件情報・メディア

住宅を買いたい・売りたい・借りたいといった消費者のために、不動産の物件情報やそれぞれの街の情報を提供して、メディア上にて掲載しています。また、個人だけではなく、企業向けにオフィスの賃貸情報やオフィスのビルの情報を提供して、メディアに掲載しているところもあります。
さらに、不動産を購入したり、投資をしたりするためには、ある程度の知識が必要となります。そのため、そういった不動産自体の情報以外を提供して、掲載しているメディアも出てきています。

まとめ

今後も不動産テックは、不動産業界が便利に効率化できるようにどんどんサービスが出てくるでしょう。
しかし、便利になるからといって、端からさまざまなサービスを取り入れていくというわけにはいきません。それぞれの企業や個人にあったサービスを取り入れていく必要があります。
その際には、費用感とどれだけ効率化できるかを比較検討して、導入していくことになるでしょう。
今回は、そんな不動産テックの現状の情報をご紹介しています。
ぜひ、不動産テックを取り入れたいときの参考にしてみてください。

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